古処誠二さんの『中尉』(角川書店)を読み終わる。 語り部の軍曹がビルマの戦地で生活を共にし、その間、目にするたび見下げ、不快以外のなにものでもなかった軍医に対する悪感情が、残りの紙幅が乏しくなるにつれ、オセロのように反転していく。 読後の深…
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