読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

わにわに

朝山実が、読んだ本のことなど

三叉路。

ノイズ

 

  木戸幹夫さん(元代官山・文鳥堂書店)から、以前に書いたものに下記のコメントをいただきました。長文なので、ここに転載します。

 

お久しぶりです。お元気そうで何よりです。
思い出していただき書いていただきありがとうございます。嬉しいです。
こちらも図書館で朝山さんの本を見つけて懐かしんでいます。30年前20年前の自分と対面して、でも多分あまり"成長"はしてないな、少しは"力強く"なったかな?
そうかな~、お金欲しがってた?
伊豆に来て酔うと話相手が欲しくなり電話をしまくっていたけれど、朝山さんに電話をしたことはまるで憶えていない。当時「spa」に連載をもっていた八幡さんに電話をしたら大歓迎してくれ、その勢いで朝山さんに電話をしたのかもしれません。
私の記憶では朝山さんとは四谷時代に初対面となっており、その時に「プロローグ」になにか書かせてもらった記憶があります。ワンダーランドの南端さんに何かの折そんな話をしたら「誰も読まないしょうもない……」と吐き捨てられたのが耳に残っています。南端さんに頻繁に電話をしていたのは四谷の時ですから間違いはないと思います。
代官山の店に来てくれたのは憶えていないけれど、泊まってもらったのははっきりと覚えています。人を泊めるのは好きでしたが、いくらなんでも初対面の方はないですね。あの時は三日もアパートに帰っていず、帰りづらくて無理矢理にお誘いしたのでした。翌朝は四日ぶりに風呂に入り快晴でやけにすがすがしい朝でした。朝山さんは風呂を遠慮されるし……。
いや、そうじゃないな。勘一(勘がいい人間になるよう息子さんはこう名付けました)が居て中目黒のアパートですから、代官山駅が戻ってきた後、再び売上急上昇で調子づいていた時です。躁は一直線に大躁となり家庭破壊まで突き進んだのでした。
どうも朝山さんの文章のトーンは暗いな。暗いほうマイナスな方ばかり覚えてない? そうそう大昔の話になってしまいますが「アエラ」での山崎ハコさんのルポルタージュは良かったです。いまでもその内容を憶えています、が、ハコさんは存在自体が暗いもんね。

 

 


借金を頼むのはツラいが、断わるのも… - わにわに

 

 

 

  ワタシの文章が暗いのは、まあ、いたしかたなく(笑)。

  記憶というものは本当に曖昧で、すっかり四谷店を訪問したことを忘れてました。風呂のことはおぼろげに。

  その後のメールで、木戸さんの身にいろいろあったことも教えていただきました。ドラマのようで。

  プロローグは前職の出版社の営業代行会社で、ジブンが言い出しっぺではじめたものの、書店回りの営業職が合わず、ミニコミ作りに精をだして、やめて、東京に来ちゃったんですよね。当時から写真家の橋口譲二さんや阪本順治監督のロングインタビューを載せたりして、いまにつながるわけですが、あのときちがう選択をしていたら、と時折。でも、想像がつかないので、このみちしかなかったのかも。

   選択といえば、佐藤正午さんの新刊がまだ読めてない。 

 

鳩の撃退法 上

鳩の撃退法 上

 

 

 

 

インタビューライター・朝山実 近著 『父の戒名をつけてみました』(中央公論新社) 『アフター・ザ・レッド 連合赤軍兵士たちの40年』(角川書店) 『イッセー尾形の人生コーチング』(日経BP社)etc. 不定期連載 「日刊チェンマイ新聞」"朝山実の、という本の話" http://www.norththai.jp/