「ショッカー」見分けられますか?
「なかのひと」インタビューの最新版が、掲載になりました。
特撮「戦隊」番組で変身後に、ヒーローを演じるスーツアクターさん。
なかでも、数少ない女性アクターだった人見早苗さんのインタビュールポで、3週連載の「前編」になります。
「個性」てなんだろう?
そんなことを考えたりする取材でした。
というのも、ショッカー軍団のひとたちを集めたCMで、ダンスの振付をされていたひとから話を聞いたときにガゼン興味がわいたんですね。
黒い全身タイツに身を包んで、みんな一緒に見えるショッカーさんたちだけど、体型とかも、目とか、身のこなしとかがそれぞれ違っていて、振付の先生は、全員名前で呼んで指示したとか。
「顔は見えないけど、見ていたらそれぞれに特徴があるから」って。その先生の熱心さもあってのことだと思ったけど、「一緒に見えるよう」につくってあるキャラクターなのに、それでも一人ひとりが違うのは面白いなぁと。
「〇〇戦隊✕✕ジャー」といった戦隊モノの、ピンクとかレッドとかイエローとかの配色分けは、柔道の国際大会でカラー柔道着を導入したように、視聴者が「見分け」やすいようにしてあるんじゃないかと思うのだけど。それくらい「個」が隠されてしまうキャラクター。でも、実際にその「なか」に入って演じているひとは、どんなことを考えながらこの仕事をしているのだろうか。
楽しいと思うときは、どんなときなのか。
どんな仕事にも「工夫」は欠かせないものだけど、「顔のでないアクター」さんは、職業上どんなところに頭をつかうんだろうか。そんなことを聞いてみました。
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©山本倫子(Yamamoto Noriko)